うみをすすむ

0歳10ヶ月、網膜芽細胞腫(レティノブラストーマ)という目の小児がんで右目を摘出した息子との日々のこと。病気と向き合う記録。

こっちも洗えたらいいのに

今日、左の義眼ではない方に

多分ゴミが入ってしまったのか、ものすごく痒かったらしく腫れるほど擦ってしまっていました。

仕事でおばあちゃんにみてもらっていてそれは電話で聞いて、大事な見える目なので何かあれば病院、どこに相談など色々考えていたのですが

 

「取って洗えたらいいのになぁ」

 

と言ってるという。

 

!!!

その発想!!

 

そうか、そうなんだ

そういう感覚があるのか、今そういう感じなのかという発見、違和感があったら義眼の方は洗えるもんね...

 

(私は当事者ではないのでどうしてもそういう感覚は分からないんです。もどかしい 言葉をやり取りし始めて気づくことがすごくある)

 

その取れなくて見えてる目は本当に大切にして。なんとかしなければっという色々感情がぐるぐるした一瞬でした。

 

目は今は落ち着き、病院にはいかなくても大丈夫そう...色々、診察してもらうか様子を見るか選択肢を考えつつ見守っています。

 

 

息子らしい表現であったし、

色々今どんな風に感じているのかなぁ。

 

義眼側にトラブルがあった時は紳士のようにしゅっと手を添えて隠して対応してます。

これは私は教えていなくて、自分で考えてそうし始めてて。

その所作がとても美しく、はじめて見た時自分で色々考えて自分で作った動きなのかなとぐっときてしまいました。