うみをすすむ

0歳10ヶ月、網膜芽細胞腫(レティノブラストーマ)という目の小児がんで右目を摘出した息子との日々のこと。病気と向き合う記録。

網膜芽細胞腫のニュース

現状ほとんど知られていない病気、「網膜芽細胞腫」ですが、ネットのニュースまとめメディアに取り上げられたようです。
以前見かけた海外の啓発動画、ポスターのモデルになった子のお話のようです。
主な症状、「白色瞳孔」の確認は「フラッシュを使って写真を撮る」のが重要です。

これをきっかけに多くの人、特に子供が身近にいる方が知ってくれたりしたら救われる子供がいると思います。この記事が早期発見につながりますように!

gunosy.com

ニュースの子が出ている動画は英語ですがとてもよく分かるので是非見て欲しいです。
youtu.be


出生直後〜3歳くらいまでが多い子供の希少がん、目の癌です。小さな子供が発症します。(少なくなりますが5〜6歳くらいでもあります。)大人はほぼありません。また先天的な遺伝子の異常から発症する癌なので予防法はありません。
片目だけ発症の場合と両目とも発症の場合があります。

早期発見して少しでも早く治療に入ることが大切です。そうかもしれないと思ったら小児科ではなく、すぐに「眼科」へ。
この病気を診断するには主に

・眼底検査(目薬で瞳孔を開いて目の奥を見る)
・CT(病気の特徴である石灰化を確認する)

が必要です。CTは大きな病院でなくては難しいですが「眼底検査」は街の眼科でできます。
ただ見逃される事も多いので「網膜芽細胞腫」ではないですか?とか「眼底検査をしてください」と一言添えると良いです。


発症人数が少なく確実な治療法が確立しているとは言えない難しい病気です。発見が遅れてしまった場合死に至る場合もあります。でも少しずつ医療が進んできて早期発見して治療に入ることができれば命が助かる確率はかなり高くなってきています。



詳しくはまとめたページを見て頂ければ幸いです。

marmom.hatenablog.com

網膜芽細胞腫とは - うみをすすむ

marmom.hatenablog.com


▼「白色瞳孔」についてはこちらのページが分かりやすいです。
ameblo.jp

知りたいことアンケート

アンケートを作ってみました。
ブログを続けていることでメールをいただいたりするのですが
中には成長して大人になった方が、「こうだったよ」と教えてくださることもあって。
何かの形で共有できないかなぁとずっと考えていました。

みんなどんなことが悩みかな、とか
初めて病気のことが分かった時に聞くところがないなとか
悩んだ時どうすればいいんだろうとか考えていました。


何が悩みか、何が知りたいか。
匿名で書いてもらうことで、ここでまとめて、
それを見た誰かがアドバイスしてくれたり、そういうゆるやかな流れができたらと。

テスト的でどうなるか分かりませんが、
メールはちょっと苦手。という方も気軽に書いていただけたらと思います。




マネーショート

今公開中の映画「マネーショート」
アカデミー賞脚色賞も受賞しています。

この映画のことは同じ病気で義眼をしているお子さんのお母さんが教えてくれたのですが

登場する主人公の一人、クリスチャン・ベールが演じるマイケル・バーリは実在の人物で、義眼なのです。
義眼の理由は2歳の時に目の癌で左目を失って…とあるので網膜芽細胞腫だと思われます。幼少期の目の癌ってこれがほとんどだから、たぶんそうかな。

他に有名人でというと俳優で刑事コロンボを演じたピーター・フォークも3歳の時に網膜芽細胞腫が分かって義眼。こちらは演じる方ですが。


マイケル・バーリは元々医師で、予想が当たりすぎるからファンドを立ち上げて隻眼の天才トレーダー、隻眼の相場師と呼ばれている。なんてこった!医師からトレーダーって多彩すぎるよ!
こんな人がいるんだとびっくりです。




そしてパンフレットの裏面にはなんと義眼の写真が!
取り出した義眼の写真が載っているなんて珍しい…
そして海外でも形は変わらないのね~とそんなところが気になったり。



映画はリーマンショックサブプライムローン危機をめぐる金融の話です。
専門用語が多いのでちょっと予習していった方がよさそうな感じですが
義眼を知るきっかけにもなればいいなと思いますし、実在の人物ってことで病気のこと、義眼であること飛び越えて才能を発揮している人がいるってことが単純にうれしかったです!


クリスチャン・ベールの演技は本当に義眼なんじゃないかって思うほどだそうですよ。


子供が小さいのでなかなか映画自体しばらく行けてないんですが機会をうかがって私も見てこようと思います。

こんな理由で行くのもありかな?


「マネーショート」
http://www.moneyshort.jp/


見る前に
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を華麗に楽しむための基礎知識
http://blogos.com/article/164353/

町山智浩『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を語る
http://miyearnzzlabo.com/archives/35917

外来 2016.2月 2回目(記録)

先日の血液検査の結果を聞きにいきました。
本当は3月だったけど息子の誕生日の翌日で。そんな日に行くのは嫌だなぁと一週早めてもらいました。

結果は
nse下がってたー!!
しかも15。
病院の基準値以下ってはじめてです...
心配なさそうで本当にホッとしました。
これで安心して3歳を迎えられます。

小児科採血だといつも値が低い。
採血担当者の技量にすごく左右されてます。



しかし続き。
「扁桃腺が大きく腫れてるね」と。
少し前姪っ子がアデノウイルスに感染していてまだ病名が分からない時に接触してしまってたんですよね。潜伏期間を考えるとぴったり...まさか...と先生に伝えると

「あーアデノウイルスは義眼の子がかかったらやっかいな病気なのよ」

と先生。
アデノウイルスは結膜に来るので異物が入ってることになる義眼の子は悪化しやすく目ヤニが多く出て通常の倍くらい長引くんだそうです...(目ヤニから感染するから出たら登園できないそう)

ええ〜...かかったら二週間近くってこと!?

「症状が出たら抗菌用(クラビットとか)の目薬をしてね。じゃないと長引くよー」

はい、どうかかかってませんように...

片眼は視覚障害者?

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病気などで片目に、事故などで片目になっても
殆どが視覚障害者に当たらない、ということをご存知でしょうか。

ほとんどの人は手帳は発行されず、制度的には両目ある人と同じ扱いということ。
そして補助などはありません。


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摘出を行った時、医師の説明の中に「視覚障害者にはならない」と言われ
びっくりしました。目、失くなったのに?摘出だよ? という想いと同時に
どこかホッともしました。

保育園は受け入れてくれるのか、学校はどうなるのか。
ぐるぐる考えていた中に息子は障害者となるのか、ということもありましたから。

息子が片目を失うまで実態を全く知りませんでした。

片目の視野

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耳側に約90~100度、
鼻側に約60度、上下方向では、
上側に約60度、下側に約70度 完全に半分という訳ではなく。
※両目の総合視野は左右約180度~200度

身体障害者手帳の障害程度等級(視覚障害)

これを踏まえた上で等級を見てみると、ポイントは「両眼でどのくらいか」っていうこと。
目が片方あるなし、は何と関係ないのです!

等級 説明
1級 両眼の視力(万国式試視力表によって測ったものをいい、屈折異常のある者については、矯正視力について測ったものをいう。以下同じ)の和が0.01以下のもの
2級 1.両眼の視力の和が0.02以上0.04以下のもの

2.両眼の視野がそれぞれ10度以内でかつ両眼による視野について視能率による損失率が95%以上のもの
3級 1.両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの

2.両眼の視野がそれぞれ10度以内でかつ両眼による視野について視能率による損失率が90%以上のもの
4級 1.両眼の視力の和が0.09以上0.12以下のもの

2.両眼の視野がそれぞれ10度以内のもの
5級 1.両眼の視力の和が0.13以上0. 2以下のもの

2.両眼による視野の2分の1以上が欠けているもの
6級 一眼の視力が0.02以下、他眼の視力が0.6以下のもので、両眼の視力の和が0.2を超えるもの


国民年金(障害基礎年金)
厚生年金保険(障害厚生年金・障害手当金)
障害等級認定基準(眼の視覚障害

1級 両眼の視力の和が0.04以下のもの
2級 1.両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの

2.身体の機能の障害が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
3級 厚生年金保険のみ

両眼の視力が0.1以下に減じたもの

障害手当金:厚生年金保険のみ

(1)両眼の視力が0.6以下に減じたもの

(2)一眼の視力が0.1以下に減じたもの

(3)両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの

(4)両眼による視野が2分の1以上欠損したもの又は両眼の視野が10度以内のもの

(5)両眼の調節機能及び輻輳(ふくそう)機能に著しい障害を残すもの

片眼は制度の間にいる

術後保育園に通っていますが、今の所生活に支障は全くありません。物にぶつかることはありませんし、すれすれの障害物も難なく回避します。義眼の目の方で多少気づくのが遅い、階段を上ったり降りたりがちょっと苦手なところはあります。(ただこれは息子がとても用心深いという性格もあるのでよくわからないです)

立体視ができないため物を取り損ねたりがある、というのを聞いていますが、今の所それはありません。

0歳の時からおそらく見えておらず、片目の視界が日常なので脳の処理が異なって発達している可能性はあります。
(医師にも生まれてからだから、上手く対処できるようになると思うよ、と言われました)

苦手の範疇はあるけれど、片目だから出来ないことは見ているかぎりではありません。



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一番の問題は私が医師から聞くまで知らなかったように多くの人は「片目である」=「障害者(手帳をもらえる)」と思っていること。
制度と一般の認識に隔たりがある。正しい理解が殆ど得られていない。これが差別を生み出す源になります。

認定はないので補助もありません。病気に関しては子ども医療費や小児慢性などでサポートがありますが大人になってからはなく、保険にはいりづらかったり、義眼代も補助として国の定める料金は半分以下。
なることのできない職業などもあります(また後日まとめようと思います)。
視覚障害者ではない、そう定めておいて、日々の生活で色々考えることが多いのはなんだかおかしい。

こういったはざまの人たちは結構いると思うのです。




片目の人を視覚障害者と認めるよう(手帳の対象とする)という運動されている方もいらっしゃいます。

が、「子供の頃から病気などで目・視力を失った場合」と、「大人になってから事故や病気で目・視力を失った場合」とでは抱えている問題も少し異なるようにも感じています。

もしこのことについて興味を持たれた方、知った方は取り上げるだけでなく、
一括りにしないで取り巻く環境を少し掘り下げて考えてみて欲しいと思います。




「はざまの問題・認識の隔たり」
を解消しなくては根本的な解決はしません。



まずはこちらを読んだ方が、少しでも現状を理解し、周りの方に伝えてくれることを願います。

義眼台のこと

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義眼台について聞かれることが多いのでまとめてみました。
前にも書いたことがあるのですが、一度いままでのことを一つにしたいなと思っていたのです。
<注意>
※義眼台の定義自体がよく分からないところがあるので、ここでは「眼球摘出後のスペースに入れるもの」という広義の意味でこの名称を使っています。(もあさんコメントありがとうございます)。医師の方が使用する「義眼台」の認識とは異なる場合があります。
網膜芽細胞腫の場合です。別の疾患だったり後天的な事故などの原因での義眼台挿入の場合は若干異なる場合があると思います。
※子供の場合です。大人の場合はまた異なってくると思います。
※あくまで経験と調べた範囲ですので、もし間違っているなどありましたらご指摘ください。

義眼台とは

義眼台は台と書きますがボール状のもの。
眼球摘出後に空いたスペースを埋めるように入れられます。結膜で包まれていて外からは包んだ結膜が見えるだけです。中身は見えません。
この上に義眼を入れます。(だから台と言うのかな)
「義眼」と聞いて想像する形、球形のがごろっと入っている。が実はこの義眼台に近いのかもしれません。
実際の義眼の方はこの義眼台にのせるので球形ではありません。




義眼台を入れることのできる病院

眼球摘出の手術は多くの病院でできるのですが、この義眼台を入れる手術が可能な病院は数えるくらいしかないようです。
つまり同時にできる病院はかなり少ない。位置を留めるのが難しいと聞いたので技術的にできるお医者さんも少ないのかもしれません。
あと日本で基本的には認可されていないという問題も。


今まで聞いた感じでは関西以西の方が多いのかなという印象。

義眼台は入れる人もいますが、一番患児が集まる国立がんセンターが基本的に入れない方針というのもあり入ってない方が多いようです。

うちはたまたま義眼台を入れる方針の病院だったようで、摘出と同時に義眼台を入れることに。
何故入れるところが少ないのかは「メリット/デメリット」の部分で。




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義眼台の素材

義眼台には、レジンやアクリルといったつるっとした樹脂のボールが主に使われます。
珊瑚やハイドロキシアパタイト、メドポール®といった多孔性(小さな穴があいてごつごつしている)といった素材も用いられることがあるそうですが
日本で現在入れない方向性のようです。

多孔性のものは組織と親和性が高いのですが、逆に言うと取りづらい。癒着をおこしやすい。
あと感染症の問題も。

網膜芽細胞腫の場合は再発、転移のこと、また初回手術がかなり幼いため、子供の成長の事を頭に入れておかなければなりません。
となると、取りづらい、というのはかなりのデメリットなのです。

○可動性義眼

可動性義眼は日本では残念ながら認可されていません。
関東に独自に開発している眼科さんがあるようですが…詳細は不明。
あと試験的に入れている方はいるとか。

残された筋肉を利用して、多孔性のボールを台に金属パーツを取りつけ挿入。義眼を動かすようです。
欧米などでは使用されている模様。(メドポール®が有名?)
あと韓国などは義眼についてちょっと進んでいるのかな?

多孔性であること、金属が炎症を起こしやすいこと。
露出の可能性が高めなこと。
意外と位置調整が難しいこと。
この病気の子にはちょっと問題が多そうで、現状リスクとメリットはかみあっていない状態かなと。

個人的にはもし将来的に大きくなって子供が望めば検討したいという気持ちです。



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義眼台のデメリット

まずはデメリットから。
大きく2つだなと思っています。

・異変がわかりにくい
義眼台が入る分、後ろのことは見えません。
どうなってるか確認するにはMRIなど画像診断に頼るしかありません。
もし後ろで再発・転移が起こっていたら手術で取ることになります。

・露出の可能性がある
異物を入れるので、拒否反応を起こしたりすれば出てきてしまう。
出てきたら再手術か、入れるのを諦めるか。


万が一の可能性がある
その場合の再手術、治療は子供への負担が大きい。
プラス治療の過程を考慮すると...

入れない病院が多いのはこういう理由が大きいかもしれません。


息子が行っている病院はそういうこともあってかMRIなどの画像診断で義眼台の様子やその周辺の様子をチェックして状態変化をかなり細かく見ている印象です。

義眼台のメリット

デメリットもあるけれどメリットもあります。

・顔面の成長を促してくれる。

あったものが無くなるっていうのはこれからぐんぐん成長する子供にとっては大変なことで、無くなった分多かれ少なかれ左右差がでてきてしまいます。
左右にある目は特に顔面なので目立ってくる場合も。
義眼台を入れることで疑似眼球があるという感じになり、顔面の成長を助けてくれるようです。
台が入っている分顔面がフラット、つまりへこみなどもありません。


・義眼が薄くて済む
台がある分、義眼はすごく薄いです。
たぶん1/10とか、もっとです。
薄いということは体にかかる負担も少なくなります。


・多少動く
残っている目と同じように、とはいきませんが、台の動きで義眼が若干ですが動きます。
上下は苦手なんですが、左右は動くんですよ。
義眼が薄いことも影響していると思います。

<義眼台あり、目の動きの様子>
動画をあげ、考察している方が是非掲載して欲しいと送ってくださいました。
とても参考になる動画です。
ameblo.jp

※こちらの動画が掲載されているブログはリンクフリーではありません。
無断転載、リンクはくれぐれもご遠慮ください。


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頂いたメールの中に
「命が助かるなら目なんていいじゃない…」そう言われたというのがありました。
そして続きに「眼球を失うことは大変なこと、せめても自然に見えるように…と願うことは決して贅沢なことではないはず」とも。

命が助かるなら目なんていいじゃない。きっとその方を想って投げかけた言葉だったんだと思うし正論だと思います。でもそれだけで片付けられない気持ち。
残したかった大きな気持ち。
助かったその先は長いのです。そして片眼の子は両目ある子と同じ道を生きていきます。
乗り越えて強く、精神的な強さを持って歩んでいって欲しい、だけどフォローがあればきっと負担は軽くなる。



やれ再生医療だ、ipsだ、なんだという技術が出てきているのに今だに義眼の世界は亀の歩みな気がします。
(義眼台の情報は殆どありません。)


複雑な機能の目を0から再生したり、両目で見えるようになったりすることは、今後も難しいかもしれない。

でも、「動く」という機能に特化させること。
義眼の世界はもう少し進歩できるんじゃないのかなぁと


そうしたら、摘出することになった子供たちも
より強く、笑顔で過ごしていけるとも思うのです。









 

最近の坊

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坊はもうすぐ3歳。
大きくなりました。体格も同じ3歳の中では大きめです。
ひとり遊びが割と好きで
パズルや文字が大好き。
あまりの熱中、集中力でちょっと心配もするくらいだったけど
保育園ではお友達とコミュニケーションもとっている模様。
陽気でよくしゃべります。

そして一年前は歩かないって心配していたのに今は走り回っています。

義眼のことを少し分かってきました。
こすって目が回っていたら「ここがへん」教えてくれます(多分違和感があるんですよね)
こすりすぎて勢いあまって取れた時は「取れたー」と持ってきてくれます。
時々「めめちゃんとるのイヤー!」と主張します。
最近は目を取るスポイトが気になるみたいで、時々一緒にはずしてみてます。


ちょっと人と違うかもしれないけれど
これがいつものたのしい
うちの日常です。






最近よくメールをいただきます。

私からお伝えできるのは経験と勉強したことの範囲ですが、分かる範囲でお答えしますので
何かあれば送ってください。
話す場がとっても少ないので
何か手がかりや進むためのきっかけになればと思います。

私もやりとりをすることで
色々勉強、そして力をもらっています。