うみをすすむ

0歳10ヶ月、網膜芽細胞腫(レティノブラストーマ)という目の小児がんで右目を摘出した息子との日々のこと。病気と向き合う記録。

日帰り入院MRI 5回目 2015.6月(記録)

MRIでの検査は5回目。
思えば最初の検査の時はずりばいだけでハイハイもできなかった。
前回だってまだ授乳を終えたばかりだった。

今は歩いてしゃべってる。嫌だってちゃんと言って行動で示す。

息子の成長すごいなぁ。

入院の流れも慣れてきて(こんなの慣れるのもどうかと思うけれど)朝早くから手続き、そして感染症のチェック、そして入院。
点滴はまだ必要で、入れるのにもう大騒ぎ。これが一番大変だったかも。
いつもより少し遅めのMRI検査なので、とにかくそれまで寝させないように。

こんにちは〜 という声に振り向くと
ああ!この前肺炎で入院した時の主治医!
別の病院でお世話になったのだけど、またこの病院に帰ってきたと。
この先生、なんと息子の手術にも偶然立ちあってくれていて、別の病院での入院でも出会い、という
なんとも縁がある先生なのです。
こういうのはとても心強い。


入眠がかなりスムーズになりました。
やっぱり断乳してから格段に眠ってくれるように。
軽い睡眠導入のシロップだけでぐっすり寝てくれます。途中で起きると強制入眠(つまりは強い薬を入れる)なので、シロップだけで寝てくれるのは助かる。
MRIも予定通りスムーズに終了。


義母が来てくれていたので、寝ている間に友人に会ってきました。
なんと同じ日に同じ病院に入院。

友人はドラマみたいな大きな手術を受けました。
命をかけての大きな手術から帰還して現在は経過観察の検査入院。
ずっと会いたかったのだけれど手術後は家族以外面会はできなかったのです。
偶然同じ日に入院と聞いて談話室で会おうということになりました。


大きな手術の前も友人は2度癌を患っていて、両方(違うもの)克服していました。
息子の癌を知った時、真っ先に相談。
色々アドバイスももらったのだけど、すぐに別の病気で友人も入院という事態に。
年末をお互い病院で過ごすことになったのでした。

今の状況やたわいもない話、これからのこと、病気のこと。色々話しました。

息子と病気と向き合うことに対してのもやもやしていること、不安。
色々くぐり抜けてきた友人の言葉は大きくて強くて優しい。
ずーっと話したかったこと。

二年越し、やっとゆっくり話せてよかった。
そしてとにかく無事に戻って来てくれて、元気になって本当に嬉しい。
病院で再会なんて変な感じだけど偶然に感謝。

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MRIの結果は良好。
再発、転移を示すものはなし。
ただバッチリうつるMRI先生はまた中耳炎と副鼻腔炎を発見してくれました。

眼科、小児科の先生には気になっていたことを質問

息子、歩く時、ハイハイの時、見える方の目で凝視して傾いてあるくことがよくあるのです。
ロープや、ラインの入った壁や床。
ラインにそって凝視しながら傾いて歩く。
目のためにはやめさせた方がいいのか、視覚遊びでこのまま見守ったらいいのか。
そしてこの行動は発達障害でも見られるので、発達の問題だったらどうしたらいいのかと…

まぁ片目しか無いですから、常識と言われることはあてはまらないとは思っています。が
分からないだけに心配。

どちらの見解も様子を見て大丈夫とのこと。
眼科の先生曰く、
今ちょうど視力が出来上がってくる時期なので自分で見え方を色々調整しているのでは
視野も両目より狭いし、立体視もできないからね。
凝視したりすることで目が悪くなる事はない。

小児科の先生も、息子の行動をみて発達の問題ではなさそうだね。と。
主治医の診察が来月なので、詳細な結果と併せてもう一度聞いてみて。となりました。
とりあえずほっとしました!



と、終わったのはまた夜。
眼科の診察が遅くなったために半日入院のはずが、晩ご飯も病院…
眼科の患者さん、めちゃくちゃ多いのです。

次回は来月。MRIの詳細結果で受診です。