うみをすすむ

0歳10ヶ月、網膜芽細胞腫(レティノブラストーマ)という目の小児がんで右目を摘出した息子との日々のこと。病気と向き合う記録。

あれから一年

息子の病気が分かってから一年が経ちました。

正直12月は心が落ち着かなくそわそわしていました。

また何かあるんじゃないのか

私にとっては12月という月はそんな季節になってしまったのかもしれません。
病気を宣告された日、
目を手術して神様に返した日

記念日とは違いますが一生忘れないでしょう。


きっと毎年こんな複雑な気持ちになるんでしょうが
それでもとにかく、無事に一年を迎えられたこと
はじめてのお正月を病室で過ごすことになったのもあり
家族みんなでお正月を迎えられることが心から嬉しいです。


昨年末からとにかく走り続けてきました。あっと言う間でした。
息子と向き合って走り続けてきました。

日常の生活にプラスして毎月の検査に義眼の調整。
日々の心配もプラスαなので立ち止まる暇もなかったけれど
本当に沢山の優しい支えがあって乗り越えていけました。
私自身の世界の見え方も変わりました。


また一年、一年とひとつずつ大切に重ねていけますように。



そして
お正月を前にして
なんと息子、歩きました!

遅かった分もう感動の嵐です!

ただいま
ドヤ顔で歩いております。