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うみをすすむ

0歳10ヶ月、網膜芽細胞腫(レティノブラストーマ)という目の小児がんで右目を摘出した息子との日々のこと。病気と向き合う記録。

義眼の役割

なんだかすごいアクセス数でどうしたんだ!
と思ったのですが(どうしたんでしょう...)
保育、幼稚園の方へというページがたくさん見られていたのでいくつか補足しようと思います。

※追記しました。 2017 4/18


子供の義眼のはなしで一番驚かれるのが
義眼は「顔面の成長のフォローをするため」にあるということなんです。
目がなくなってしまう(視力を失う)と、その周りの組織が成長をやめてしまうこと。
これは私もはじめ知らなくて。

あと、顔面のフォローを中心に書いていたので今までちゃんと書けていなかったことが一つ。

術後、むき出しになる義眼床と呼ばれる結膜の部分を守る役割もあります。義眼をのせる部分ですね。
※後述しますが、義眼には二種類あって、無眼球(摘出)での義眼と、眼球有のかぶせ義眼。このことは無眼球の場合です。

目がない→つまり結膜部分が多くデリケートな部分です。
義眼がなかったら小さな子は指をそこに直接いれちゃったり、ゴミが入ったり、遊びの中でその部分に傷がつくと炎症をおこしたりしかねません。
結膜って普通でも柔らかくて、しかも結膜炎になったりしたら大変ですよね! 面積が広いということは…です。

義眼台のようなものが入っている場合は、その傷から中に入れたものが出てくる可能性もあります。


日中義眼という仮の目、固いものがあるおかげで守られているのです。
トータルで「眼窩保護」という言葉が使われます。



多分多くの人が見た目の為に入れていると思っているのではないでしょうか。

もちろんその為もありますが成長の意味合いや体を守る意味合いが大きいです。



義眼には二種類あり
◎眼球を摘出した場合の義眼
◎眼球は残っているけれど機能していない場合の義眼ー眼球の上に乗せる通称「かぶせ義眼」の二種類があります。

網膜芽細胞腫の場合は腫瘍のため眼球摘出という治療をすることになるのでほぼ前者です。
後者の義眼の人も割といます。



あと昔はガラス製だったそうなんですが
今の日本の義眼は樹脂でできています。(世界的にも多分樹脂製です)落としたからといってそんなに簡単には割れません。

だから落としたらどうしようと過度の心配は必要ありません。
細かい傷はついたりするので、定期的に義眼師さんに研磨してもらったりメンテナンスに行きます。




子供から義眼をする要因になる疾患は
網膜芽細胞腫だけでなく、小眼球、無眼球症、その他にもいくつかあります。


もし身近で出会うことがあったら
正しい理解で成長を見守っていただけたら。
子供も親も、その先が笑顔でいられるよう毎日試行錯誤しています。
良き理解者が増えてくれると前へ進むための力になります。


うちの子には
「こっちの目はみんなと違うけどね、あなたのことを助けてくれるちょっと特別なめめちゃんなんだよ。
だから大切にしようね。」

なんて言いながら洗ったりしています。

そうすることで子供自身、
少し受け入れてくれてるかなという気がします。

彼にとって大切なパートナーである義眼なのです。

▼こちらと合わせて読んでください。
marmom.hatenablog.com